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超ビビりが大腸カメラと胃カメラに挑んだ話

 

今回のエントリは2020年に体験した大腸カメラと胃カメラについて、軽い体験談みたいな情報があってもいいのでは?と思い書いてみることにします。

 

ある日、壮絶な痛みが襲来

2020年6月に突然首まわりが壮絶な痛みに襲われ、のたうち回って眠れない日々が続きました。コロナ禍だったのでクリニックの受診を控えていたのですが、さすがに耐えられなくなって電話をかけました。そこで素直に微熱も出ていることを伝えてしまったところ門前払いをくらってしまいました。大の大人が痛みに耐えきれずガチ泣きしながら悶絶して眠れない日々がさらに続く大地獄の始まりです💖

ちなみに以下のような症状でした。

・首の壮絶な痛み
・心臓がずっとバクバクしている
・ずっと暑い
・とにかくお腹が異常に減って1日5食でもキロ単位で体重がどんどん減っていく
・なんとなく首が腫れている気がする
・平熱は36.6度だけど毎日37度が続く

勘の良い方はこれらの症状で気付くと思うのですが、突発性のレアな甲状腺の病気でした。自分もなんとなくこれは甲状腺ではないか?と目星がついたので専門医に連絡して微熱あるけど受診させてくれと頼み込んで、受診したところ病名も分かりステロイド服用による治療を開始しました。

 

腹部の異変

数ヶ月かかりましたが病状は徐々に快方へと向かっていました。それと引き換えに1日10回はお腹がピ~ヤするようになり、その状況が1ヶ月以上続きました。
内臓がおしまいになりましたな!と思い今度は消化器科を受診しました。医師の見立てでは、ステロイド剤と共に服用しれ^^と渡されていた胃薬の副作用が起きているのでは?とのことでした。病を治すために服用していた薬でさらに二次被害が起きるなんて、踏んだり蹴ったりでございますね。

胃薬の服用をやめてから改善は見られたものの、こんなに内臓がめちゃくちゃになってしまって大丈夫なのか?と不安な気持ちが日ごとに増していき、こんなにも不安ならいっそ直接見てもらおうと思い、めちゃくちゃ怖かったのですが大腸カメラと胃カメラを受けることにしました。
クリニックを検索していく中で、母ちゃんが巨人に食われて間もないエレン・イェーガーのような迫力でがん撲滅への想いと内視鏡検査の大切さを綴っていたクリニックがあったので、エレンにお任せすることにしました。

 

大腸内視鏡(大腸カメラ)レポ

💖苦痛ポイント💖

■経験したことのないクソ不味い下剤を飲み続ける
■ケ・ツァ〜ナがおしまいになる

大腸内視鏡検査は下剤を飲んで腸をまっさらにした上で行います。検査当日にこれまでの人生で経験したことの無い絶妙な味のとても不味い大量の下剤を、決められたタイミングで延々と飲まなくてはいけません。
自分が飲んだのはモビプレップという下剤で、強いて言うなら梅風味のスポドリのような味でしょうか。正直この味を表現する言葉が見当たりません。経験したことのない味です。とにかくこれが本当に不味くて不味くて半泣きになりながらひたすら飲みます。そして飲む、出す、飲む、出す、の繰り返しです。
経験したことのないタイプの宿便が出ます。もはや宿便というよりも最終的には水がシャーシャーと出ます。透明な水に変わるまで下剤を1時間半から2時間ほど飲み続けます。

ここで問題になってくるのは、そう、ケ・ツァ〜ナです。何度も繰り返し宿便を出すため、その度にケ・ツァ〜ナがかなりのダメージを受けることになります。ケ・ツァ〜ナの強度は人それぞれだと思いますが、わたしは繰り返していくうちにありえないほどヒリヒリするようになり、便意が訪れる度に自分のケ・ツァ〜ナのダメージを気にすることになります。手練れですとオロナインをあらかじめ塗るといった対応策を取っているようです。水がシャーシャー出るのにオロナインは耐えられるのでしょうか?いつかまた内視鏡検査をする際に試してみようと思います💃

検査はケ・ツァ〜ナの部分に穴が空いた半ズボンに着替え、鎮静剤を点滴で投与してもらって診察台に横になってから始まります。
優しい看護師さんが不安そうなわたしの様子を察して「大丈夫ですよ〜」ってさすってくれたりぽんぽんしてくれました。尻に穴が空いた半ズボンを穿いて横たわりながら「はぃェァへ……」と答える、わたくし……。
内視鏡が挿入された瞬間や腸の中を内視鏡が進んでいくのも分かりましたが、鎮静剤が効いてるので痛くもないしつらくありませんでした。覚えていないだけで、実は暴れているパターンとかもあるらしいですョ。
検査の過程でポリープが見つかることがあるのですが、このポリープを数年放置していると癌化して大腸がんになってしまう可能性があったりするらしいです。クリニックによると思いますが、ポリープを見つけたその場で取ってもらえたりします。

 

胃内視鏡(胃カメラ)レポ

💖苦痛ポイント💖

■喉の麻酔がしんどい

胃カメラは経口と経鼻の2種類があります。日々技術は進化していると思うので今は経鼻の精度も高いかもしれませんが、経口と経鼻ではカメラの太さや精度が経口の方が高く、どうせつらい検査をするならば精度が高い方がよかろうと経口を選びました。

胃の内視鏡検査はシンプルなので、クリニックが指定した食事を摂るくらいで主だった前処置はありません。喉用の麻酔を飲んでから鎮静剤を打ちます。喉の麻酔が効き始めると喉に力が入らなくなるので唾を飲むのが困難になるのですが、それがとても苦しかった以外はまじで楽勝です✌胃がんの原因にもなるピロリ菌に感染している胃なのかもついでに分かります。
クリニックによっては唾を吐き出す用の受け皿が置いてあったりするみたいですが、コロナ禍だったので無かったのかもしれません。念のため唾を吐き出す用のタオルを持っていくことをおすすめします。
耳鼻咽喉科で喉あーんってやられるだけでボェ!ってなるタイプなのですごく不安でしたが、鎮静剤でふにゃふにゃになっていたため、エレンに身を任せてるうちにすぐ終わりました。

 

全身麻酔と鎮静剤は違う

前処置だけちょっとがんばえ!という感じで、とにかく鎮静剤を打てば検査は楽でした。全身麻酔で寝てる間に全部終わりますってクリニックを見かけたことがあるし、最初あまりにも怖かったので全身麻酔してくれねぇっすかね?ってエレンに相談したんです。エレン的には全身麻酔はリスクが高く手術の際に用いられるべきで、ただの検査であれば本人の意識が残ってる程度の鎮静剤が良いと言っていました。
大腸カメラも胃カメラも鎮静剤なしで受けるひとも居るみたいで、上司は胃潰瘍になったとき鎮静剤なしで経口で受けたらしいです。つえ〜男…💖

ところでこの検査を機に子宮頸がん検診も鎮静剤有りOKにして欲しい気持ちが爆上がりしました。子宮頸がん検診とかエコー検査とかさ…怖いんだよ…恥ずかしい気持ちは全くないけど、とにかく怖いし、痛いときもあるし、どうしても足が遠のいてしまいます。鎮静剤打てるようになったら気軽に受けに行けるのになぁ…と鎮静剤を打って検査する楽さを知ってしまったのでそう思ってしまいました。

 

さいごに

甲状腺の病気は数ヶ月かかって大変でしたが治ってます。ステロイドをずーっと飲み続けていたので副作用が心配でしたね。医師に「レアな病気です〜!」言われました。「レアな病気です〜!」じゃあないんだよ
医療に関しての正しい知識は医師からのみ得ることが出来ると思っています。インターネットから得ることは出来ませんので、不安なことがあれば実際に病院で医師に相談してください。超びびりなわたしでも大腸カメラも胃カメラも検査自体は楽だったので受けるか悩んでる方は自信持ってください!最後までお読みくださりありがとうございました💖