ジグザグ!

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愛するには短すぎる

舞台『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』

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南仏サントロペのゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」のオーナーのジョルジュ(鹿賀丈史)と、看板スターの“ザザ”ことアルバン(市村正親)は20年間同棲し、事実上の夫婦として生活してきた。アルバンはこのところふさぎこんでいて、ショーの出番に遅れることもしばしば。愚痴をこぼすアルバンとそのご機嫌をとるジョルジュ―いわばふたりは倦怠期なのだ。ジョルジュには、24年前の過ち(?)から生まれた最愛の息子ジャン・ミッシェル(木村達成)がいるが、アルバンが母親代わりとなって手塩にかけて育ててきた。そんなある日、ジャン・ミッシェルが突然結婚を宣言。その結婚相手が、よりにもよってゲイクラブを厳しく取り締まるべきだと主張する政治家ダンドン議員夫妻(今井清隆森公美子)の娘アンヌ(愛原実花)で、家族揃って挨拶に来ることになったので、さあ一大事!
ジャン・ミッシェルはジョルジュに、一晩だけマトモな家族に見えるよう取り繕ってくれるよう懇願し、そのうえ、ずっと会っていない実の母親を呼んで欲しいと頼みこむ。それを聞いたアルバンは深く傷つくが、ジョルジュの説得によりジャン・ミッシェルの頼みを受け入れ、叔父として同席するために慣れない“男装”の訓練をするハメに。ところが、実の母親が急きょ来られなくなってしまい事態はさらに複雑に!
アルバンはついに、女装して母親としてダンドン一家と対面することを決意、馴染みのジャクリーヌ(香寿たつき)の店での食事会はひとまず大成功に終わるはずだったのだが…。


木村達成さんが大きな舞台に出ることが分かったのが昨年の夏頃で、チケットを取ったのも夏か秋。随分と先だなと思っていたけどあれよあれよとその日が来ていました。

木村さんがどんな風に舞台で輝くのかなっていうことを考えていました。木村さんのこと全然知らないし、観なくなって久しいけど、記憶にあるのは飛び抜けて凄い木村さんの姿で、そんな彼が大御所たちの中では太刀打ち出来ないようなことになっていたら嫌だなってほんの少しだけ、本当に僅かだけど不安を抱いていました。でも残りの大半は何だかあの人すごいから大丈夫だなっていう感じだったのでそこまで大きな問題ではなかったんですけど…何か上手く言えないんですけど、何とも言えない緊張感がありました。

そんな状態で観劇に臨んだのですが、木村さんはジョルジュとアルバンの可愛い息子として輝いていました。好き………!(軽率検定2級)。
やっぱり顔っていうか頭がめちゃくちゃ小さいですよね?!頭身ズルいですね。歌うしダンスするし彼女をリフトするしキスするし森公美子さんのおっぱいをまさぐったりもします。彼が発端で色々起きるわけなので出番も多いです。
ゲイの夫婦の息子なので、学校でいじられたりとか苦労もしてきたようなセリフもあって、立ち位置的には難しいんですよね。母親代わりに頑張ってくれたアルバンへの愛情とか感謝はあると思うけれど結婚するにあたっては邪魔…っていうところなんですけど、この息子めちゃくちゃ最悪だな!っていう不快感を感じさせずに上手く父親と母親と掛け合っていたなという印象でした。
これからもこういう大きな舞台に出れるといいですよね。あのカーテンコールを経験してしまったら、木村さんもファンも戻れない…進むのみだな…?っていう気持ちになりました。頑張って欲しいです。

鹿賀さんは何言ってるか聞き取れないところもあったのですが聞き取れなくてもどういうことかが伝わってくるし、市村さんはとにかく可愛い!!!もう超可愛い!!!ずっとずっと可愛いって思ってました。この二人の舞台の支配力がすごくて、オケの人たちとの掛け合いも面白いし、舞台を自在に操るってこういうことなのかという感覚を味わいました。森公美子さんも超可愛くて…気付いたときにはパンツ丸出しになっている場面があってすんごい笑ってしまった…小卒だからね。今井さんめっちゃダンディーなおじさまで惚れました。追っかけしたい。
ゲイクラブでのショーのシーンが結構あってめっちゃアツかったです。体力を振り絞って踊り狂う演者たちは最高でした。段々みんな可愛かったり綺麗に見えてきたんですよね…これが…麻痺……?
お話が始まる前にオケピで演奏が始まって、指揮者の方が観客にヘイヘイ!手拍子しろぃって煽ってきた瞬間に「これ楽しいやつや!」って思って、その期待通り幕が上がる前から幕が下りるまでずーーーっと楽しくて多幸感に満たされる舞台でした。東京公演は3月末まで、4月からは福岡、静岡、大阪で公演があるようなので是非観て下さい!

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