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感想:花組『邪馬台国の風・Santé!!』

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数多くの小国が乱立し、絶えず争いが繰り広げられていた古代日本。
中でも倭国連合の中心となる邪馬台国は肥沃な領土を背景に勢力を拡大していたが、対立する狗奴国はその豊かな土地を手に入れようと、幾度となく戦を仕掛けてきていた。
幼い頃に両親を狗奴国の兵に殺されたタケヒコは、生き抜く為に闘う術を身に着けていく。ある時、狗奴の兵に襲われていたマナという娘を助けたタケヒコは、神の声を聞くというマナから“私達は遠い昔に出逢い、もう一度めぐり逢うと誓った”と告げられる。そして人々の平和な暮らしを守る為、巫女になるというマナの言葉を受け、タケヒコも邪馬台国の兵となりこの国に平和をもたらそうと決意するのだった。
やがて大巫女の位を受けたマナは、ヒミコという名を与えられ邪馬台国の女王となる。手の届かぬ存在となったマナに思いを馳せるタケヒコ。しかしある事件をきっかけに、二人は再び相見えることとなる……。 

 


久々のトンチキ舞台が来たぞ!と話題になった演目です。

話が意味不明で暗転が多すぎて最後はあっという間にみんな死んで「え、これで終わり?」という感じで終わる、と散々な酷評っぷりでしたが、 西でのあまりの盛り上がりっぷりに、逆に楽しみになっていました。

東京公演が始まる前に脚本演出を手直すのだけはやめて欲しいと切に願っていたのですが、 結果的にかなり直されてしまったらしく、思っていたよりもまともな仕上がりな印象でした。

想像していたよりもまともな仕上がりだった理由としては、とにかく花組の組子たちの実力によるものだと思っています。
本来事故レベルな脚本演出であっても、組子たちが力でねじ伏せることがままありますが、今回の舞台は最たる例な気がしています。

紙芝居みたいな感覚でどんどん話が進んでいって終わっていった印象ですが、 敵国を演じていた芹香さんのビジュアルが最ッ高ーーーだったので満足です。あと曲も結構良かったですよね…多分…

邪馬台国の風とは打って変わって大好評だったのがショー『Santé』でした。 とにかく行ったひとたちが楽しすぎると言っていて、「体感10秒で終わる」とか、中には「EXCITER!!」と並ぶくらい花組の代表的なショーにしていいっていう感想も見かけてすごく楽しみにしていたのですが、本当に体感秒で終わってしまいました。

このショーは序盤に客席降りがあって、 事前に物販でワイングラスを買っておくとジェンヌさんがティン★って乾杯してくれるのですが、わたしは通路席だったから絶対買わなくちゃと思ってサンテグラス購入して無事にジェンヌさんたちと乾杯しました。

あと客席降りのとき、柚香光さんが結構後ろの方まで走っていくのですが、観客が差し出した手をバシバシタッチしていきながら駆け抜けていったのが 動体視力と運動神経とサービス精神の良さを感じて超格好良かったです。柚香光さんはマジ王子様です。

邪馬台国の風の勢いも相まって

ワーーー!ワーーーー!ワーーー! -完-

といった感じだったので、何度も観たいショーだなと納得したけど多分何度観ても秒で終わると思います。
宝塚のショーはいつも華やかではあるのですが、花組のショーは特に色鮮やかなイメージですし魅せ方も盛り上げ方もすごく上手な気がしていてとても好きです。
トンチキ舞台も観れて、わたしにとっては良い経験になりましたし、 ショーはすごく楽しかったので、終わり良ければ総て良しです。


邪馬台国の風
脚本演出 ▶ 中村暁
Santé!!
作・演出 ▶ 藤井大介

兵庫公演 ▶ 2017/6/2〜7/10
東京公演 ▶ 2017/7/28〜8/27

劇  場 ▶ 宝塚大劇場東京宝塚劇場