ジグザグ!

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愛するには短すぎる

舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺 -再演-』

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西暦2205年。 歴史改変を目論む「歴史修正主義者」が過去への攻撃を開始した。 対峙する時の政府は歴史の守りとして「審神者(さにわ)」なる者を過去へと派遣する。 物の心を 励起する審神者の力によって生み出された、 刀剣に宿りし付喪神「刀剣男士(とうけんだんし)」たちは、審神者と共に歴史を守る戦いへと身を投じる。ある日、彼らの本丸に新しい刀剣男士が顕現する。
不動行光──戦国武将・織田信長が佩用し、彼に仕えた近習・森蘭丸へと授けられることとなる一振りである。 不動行光は信長の愛刀であったことの誇りを顕わにするが、同じく信長を元主とする宗三左文字へし切長谷部、薬研藤四郎らとうまく噛み合わない。近侍に任命された山姥切国広は、不動行光の参入により和の乱れた本丸を立て直そうと奔走する。 そのさなか、審神者より天正十年──織田信長が果てた歴史的事件「本能寺の変」へ出陣の命が下るのだった。

 

本作は単なる焼き増しではなく新作と言ってもいい。初演では「刀ステはこのような世界観である」ということを提示した上で本作が本題のような。好評だったから再演したわけではなく最初から予定されていたように感じます。
本作で落とされていった伏線は今後もシリーズとして上演されていくであろうシリーズで少しずつ回収されていくのだと思います。

初演との違い

三日月の演技

初演は原作に近い声色であるのに対して再演は原作に寄せようとはせずに比較的低い声で芝居をしている気がした。
寄せなくてもいいか〜っていう方針にしたのかあえて声色を変えているのかは分からない。

三日月が山姥切にお茶を勧める場面

初演は立っていたけれど再演は座る。ただ単に演出を変えたかっただけなのか、初演とは違う世界であることを分かりやすくしたかったのか意味があるのかは不明。

 

織田信長から不動行光を貰ったときの蘭丸

初演では「わあ、なんて立派な拵えだ!」「実は上様からこの刀を拝領したのです!」と嬉しそうにしているのに対し、再演では「形見をお分け頂いたようで妙な胸騒ぎがしてならないのです」と難しい顔をしている。

 

椿についての蘭丸と光秀の会話

蘭丸:椿は武家においては縁起の悪い花とされています。でも、私は嫌いではありません。美しい花を見ていると、心が落ち着きます。
光秀:花を嫌いな人間などおらぬ。
    ー舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺』初演

蘭丸:私はあまり好きではありません。
光秀:花に罪はない。
蘭丸:しかし、よくない兆しを思わせます。
光秀:よくない兆しとは?
蘭丸:この本能寺でなにか悲しいことが起こるような…
    ー舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺』再演

 

三日月と山姥切の会話

無茶な進軍を続けてしまった過去を思い出す山姥切に対しての三日月の言葉

だが本丸には戻ってこれたのだ。ことなきを得て良かったではないか。
   ー舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺』初演

だが本丸には戻ってこれたと聞いたぞ。
   ー舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺』再演

 

初演・再演関係なく気になるセリフ

三日月:山姥切、探したぞ。今までどこに行ってたんだ。
山姥切:不動を案内しろと言ったのはあんただろ。
三日月:あー、そうだったな。 

 単におじいちゃんがボケただけなのか、何か意味があるのか…。

山姥切:主はなぜ俺を近侍にしたのだ…
三日月:山姥切よ、お主はそれを知りたいか 

なんか気になっただけです!

 

その他

・立ち位置が左右反転になっている
・蘭丸のアイシャドウがオレンジ系?からグレー系に、チーク有りから無しに。終盤血のり無しから有りに。

 

初演と再演についての考察

初演と再演は同じ世界なのか?

「同じ本丸」の別の世界軸の話か、「同じ本丸」でループしているのか分かりませんでした。
審神者と三日月だけが何かを知っているのか、三日月だけが何かを握っているのか 、今後明かされていくのでしょうか。

蘭丸は何かがおかしいことに気付いている?

蘭丸が意図してループしてやり直してるのかとも思ったのですが、世界がループしてるか否かの真偽は分からないけれども、意図しているかいないかでいうと「意図していない」と思いました。

お前たちは…あの時の人外 何故私を助ける
生きて上様をお守りしろというのか

 

という蘭丸のセリフが初演にも再演にもあるのですが、このセリフを言っているのは蘭丸がひとりしか居ないときです。誰か居るなら演技として言う可能性はあるけどひとりしか居ないので本当にそう思っているのではないかなと。
何かがおかしいことには気付いているのかもしれないですが。メイクが変わっているのが意図的なのかも気になります。意図的なのであれば、暖色系で幼い顔立ちからスモーキー系の闇堕ちしているかのような雰囲気にした裏付けがある気がします。

 

未来に何が待ち受けているのか

三日月:山姥切も随分頼もしくなったな。これが俺が居なくなっても安心して本丸を任せられる
山姥切:居なくなるって。何を言っているんだ。
三日月:もしもの話だ。 


最も気になるセリフですよね。
明らかに三日月だけが何かを知っていて、きっとそれは本丸のみんなにとって良くないことであり、回避するため、もしくは立ち向かえるようにするために三日月が裏で動いているように思えます。

 

正解を得ることが出来るのはまだずっと先である

どの程度シリーズが続くのか分かりませんが、まだまだ観ていって少しずつ伏線が回収されていかなくてはいけないのだなという所感です。
再演だけでは答えを見い出すことが出来ない作りになっていると思うので、おそらく今後も展開されていくであろうシリーズで、違いやヒントをすくい取っていって結末を迎える日が来るまで待つのみですね。