ジグザグ!

ジグザグ!

愛するには短すぎる

舞台『ノラガミ -神と絆-』

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人の願いから生まれ、そして忘れられると消えてしまう存在「神」。
その中に、無名にもかかわらず不思議と在り続ける神がいる。
その神の名は夜ト。
唯一無二の神器、雪音とともに福の神を目指すべく日々妖退治に追われていた。
そして、夜トが出逢う敢御という存在。
彼は、「争いごとを願う人の思い」から生まれてきた神だった。
争いは、異なる理想同時が生み出すもの。
人の歴史は争いの結果そのもの。新しい時代は常に争いの先にある。
相容れない思いと、それを貫く異なる理想。
神と神器が紡ぎ合う、儚くもまっすぐな絆の物語。

頻出用語

  • 神器(しんき)
    神に見定められて武具となった死霊
  • 道標
    神に従いその道を示す存在のこと。何事にも動じず「善」の指となることが必要とされる。
  • 時化(しけ)
    彼岸の住民である妖が好む陰鬱な空気のこと。
  • 刺す
    神器が神に対して罪悪感を抱いたり嘘をついたり裏切る時に起こす神を苦しめる現象のこと。刺した分だけ状態は悪化し、限界になると神器は妖となる。破門にせずに繋がったままだと神も堕ちる。破門された場合、神器は名を失い死霊へ戻る。

あらすじメモ

このエントリーを書くにあたって観劇後に少し調べましたが、原作は全くの無知、事前調査なし、ノラステ前作未観劇、一回の観劇という状態なので間違ってる所が多いと思いますがあしからず…。

福の神を目指すためどはいえど、斬っても斬っても絶えることはなく終わりの見えない妖退治に辟易としていた夜トは、元凶を探るため天神の所へ出向きます。(天神は系列神社を持つ天満グループの長、ということらしいので様々な情報を持っているということかもしれません。)

そこには先んじて同じように相談をしていた毘沙門が居て、犬猿の仲であるふたりは喧嘩を始めますが、その最中に大きな時化を感じ、みんなは現場へ向かいます。

時化の元凶となっているのは争いの神である敢御(いさご)でした。敢御は禄丸(ろくまる)と瑞丸(みずまる)のふたりを神器としていたのですが、災いを引き起こすという理由で捨てられて神を持たない状態でいた颯丸(はやてまる)を見つけて自分の神器として受け入れて三人の神器と現れます。そして駆けつけた夜トや毘沙門たちと戦いを始めます。

颯丸は神と神器の繋がりを一時的に断つ(=神をほぼ戦闘力無しの状態にする)力を持っていて、その力を受けて毘沙門や夜トは苦戦します。
現れた場所に予測不能の問題を起こす貧乏神である小福の介入により戦いは中断し、敢御たちは去っていきました。一時期的とはいえ、繋がりを断たれて夜トの力となれなかったことにショックを受けたのか、雪音は気落ちしてしまいます。

神器の精神状態が不安定になるとその状態が神にも影響してしまいます。また、神に嘘を付いたり罪悪感を抱くと神が苦しむ「刺す」という現象が起きます。この神を「刺す」という現象が夜トにも起きていました。雪音が気落ちをしていることで夜トの体調にも影響し、体が怠い状態が続くようになっていました。
一方、敢御も時折刺される現象に襲われていましたが、夜トを自分の神器にしたいとも思っていた敢御は再び夜トたちと対戦します。

雪音も戦いの中、夜トのアシストもあり吹っ切ることが出来ました。そして戦いの結果、敢御は夜トたちに負ける形となりますが、戦いによるダメージ以前に既に体は限界に近い状態でした。それは颯丸に刺され続けていたことが原因でした。

信仰を集めている神は神器や妖によって死んだとしても「代替わり」という再生することが可能で、敢御も絶えず争いを望む人々の信仰により何百年も代替わりを繰り返して生きてきたことを禄丸や瑞丸から聞かされた颯丸は、敢御が代替わりをするということを受け入れることが出来ずに、敢御の意思に心から従えない状態でいました。

代替わりをすると、今の敢御の記憶を失って別の敢御になってしまう。自分を拾ってくれた敢御とずっと一緒に居たいと願ってしまった颯丸は、皮肉にも大切な存在である敢御を刺してしまっていたのでした。

颯丸は夜トに「縁切りをするか代替わりをさせるか」という二択を迫られます。縁切りをすることで、これ以上敢御を刺すことはなくなるけれども、敢御との縁が切れるので仕えることは出来なくなる。代替わりをさせると縁は切れないが自分を拾ってくれた今の敢御とは別れを遂げることになる。どちらにしても颯丸にとっては耐え難いことでした。代替わりをさせて、今度は道標として正しき道へ進ませろと周囲に言われた颯丸は、悩んだ結果、敢御に代替わりをさせて初めからやり直すことを選びます。
代替わりをすることが当たり前で不思議に思っていなかった敢御でしたが、颯丸の気持ちを受け取り「くすぐったいな」と笑ってこの世界から消え、颯丸は「やっぱり自分は災厄をもたらす存在だ」と改めて痛感させられ、打ちひしがれるのでした。

雑感

  • 颯丸ーーーーーー!!!!!(号泣)これに尽きる。自分を拾ってくれた敢御のことを大切に想って、ずっと一緒に居たいと想っていただけなのに、それが結果的に敢御のことを苦しめていたなんて可哀想にも程があります。本当に可哀想。無理すぎる。もう自分の中で敢御さまと颯丸が救われる二次創作を作らないとやってられない。幸せになって…お願い…。

  • 敢御さまが完全な悪役じゃないし特にハッキリとした悪事が分かりづらかったかな。でもとりあえず争いを起こすことがお仕事なんだよねきっと。使命を全うしつつ神器を大切にする至ってまともな優しい神様の姿に思えた。愛されヒロイン系な敵役。憎めない。
    刺されていることを颯丸には言わずに「何か思うことがあるのか?」と聞いて、颯丸から「ありません」と返事が返って来ても「嘘をつくな」と責めずに「そうか」で終わらせて刺されても我慢する敢御さま、優しすぎるんですけど。優しすぎる敵役を中村龍介さんが演じるからこそ敢御というキャラクターが生きたのではないでしょうか。

  • わたしは見逃していたのですが、一緒に観ていた友達曰く、最後颯丸が赤ちゃんを呼ぶような動作をしていたみたいです。代替わりした敢御ベイビー(号泣)。何百年も敢御の代替わりを見届けて赤ちゃんの頃から育てている禄丸と瑞丸は育児のプロなのでは?

  • 颯丸の攻撃で神と神器の繋がりが断たれるのは一時的なものなのに、雪音がすごく狼狽えてその後すごく気落ちしてしまう理由がよく分からなかった。一時的だからいいじゃんって思ったのだけど…神と神器の繋がりって一時的でも遮断されるってことが衝撃的なことなのかな。気落ちしてる姿が可哀想で元気出して…って心の中で応援した。

  • 丸目ちゃんのチャラ演技!毒蛾みたいな柄のパンツすごいよ!

 

  • 丸目ちゃん、カテコで優しい目をして客席を眺めるのに、ステージから捌けるときは投げキッス。舞台中も基本的にちょりーっす☆って感じだった。ま、まるめちゃ…!!!丸目ちゃんいいぞー!!

  • 植田圭輔さんの雪音、ヴィジュアルがめちゃくちゃ似合ってると思います。顔立ちと髪の色とかのバランスが合っててとても素敵。褒めることしか出来ないけどとにかく似合ってる!

  • 毘沙門役の安藤彩華様サイコーでした。身長175cmだと聞いたことがあります。女性で170cm以上あると非常に舞台映えして素敵です!スタイル抜群だしセリフ聞き取りやすいし二丁拳銃でアクションするのも大きい武器振り回すのも格好良かった。

  • 安藤彩華様といえば、昨年10月28日に公演した舞台『炎の蜃気楼』のアフタートークの時に、登場予定ではなかったんだけど誕生日だからと呼ばれて楽屋から出てきて下さったのですが、ウィッグを取った後のふぁさふぁさな髪の状態でスウェットみたいなの着てて、完全に呼ばれることを予想していなかったくつろぎスタイルで客席の爆笑を誘ったことをよく覚えてます。そしてお祝いされた時にうるうるしててほんっっっっっっとにそれが可愛くて!格好良い毘沙門としてのお芝居を観れて嬉しかったです。

  • 小福かわいい。貧乏神だけど明るくて良い子だって分かるから見守りたくなる。そして小福役の糸原美波ちゃんほっせーーーーーー!!!!!脚が中村龍介さんの二の腕と同じくらいの太さしかない。体重めちゃくちゃ軽そう。友常さんも力持ちだと思うのだけど、意図もたやすくお姫様抱っこして振り回したり台に乗せたりしているのを見て絶対軽い(確信)ってなりました。声も顔も可愛いくてちっちゃくて、砂糖菓子みたいな女の子でした。

  • 兆麻(かずま)役の和田琢磨さんの静と動の演技好きだなあ。前作からあんな感じなのかな?静の時はクレバーな雰囲気なのに基本的にヒステリックでコミカルでかなり笑かされました。捌けていくみんなが一人ずつ兆麻にぶつかってその度に回転扉みたいにくるくる回ってしまいには股間おさえて「Ohーーーーーー」ってなってるとこサイコーでした。血管切れそうなくらいヒステリックになってるとこも腹筋死にそうでした。綺麗なひとが火のついた爆竹みたいな演技するのいいっスよね。

  • 鈴木拡樹さんは二刀流も上手いのだな…。利き手じゃない方も自然に刀を扱うの大変で…って、るろ剣で四乃森蒼紫役を演じていた月城かなと君が言っていたのを思い出した。幻の城では槍も自在に使っていたように見えるので、努力もしているだろうけど器用なひとなのかな。

  • 音も立てずに軽々と段差を駆け上がったりジャンプする鈴木拡樹さんは猫さんなのかもしれない。

  • プロジェクションマッピングの正しい使い方って感じがした。どこに居るか分かりやすかったし、神器を召喚して戦うシーンなどで表現の補助的役割を上手く担っていると思った。

  • 神器を解除するときに照明がパッとついて視界が明るすぎて何も見えなくなる→暗転→元に戻ってるっていうのがなんか良かった(語彙力)。

  • かなり頻繁にスモークがぶっしゃー出る所にミラステみを感じた。最前列ド真ん中で死因:スモークになった想い出。

  • プレミアム席の特典がキャストの写真とQ&A(直筆)が掲載されているミニ冊子だったのが嬉しかった。どうでもいいグッズよりもこういう方がずっといい!表紙がオシャレ!今回買わなかったけどパンフレットもオシャレ!美術館のパンフレットみたい。これなら飲食店で広げても恥ずかしくない!

 

感想

今回は何も知らない状態でノラステを観劇したのですが、こうして観劇を終えて感想をまとめるにあたって何となく脚本・演出を調べてみたら、『炎の蜃気楼』を手掛けた伊勢先生と知って「なるほど先生の得意分野じゃねーの!」って納得。

話は逸れますが、荒牧慶彦さんが『炎の蜃気楼(以下ミラステ)』に出演するに際して役作りに苦しんで役者を辞めたいとまで思ってしまった、というエピソードが『舞台男子』で語られています。この時に面倒を見てくれた方が伊勢先生、ということで良いのでしょうか?うわー!伊勢先生の手がけた別の舞台を観ることが出来てよかった。

役者になって初めて、本当に初めて、一日だけでしたが「もう辞めたい。やりたくない」ってなりました。役が全然掴めなくて、できないことが歯がゆくて。稽古場でダメ出しみたいなことを言われて、聞いてはいるんだけどつい反抗的な態度をとってしまったんです。
いらいらしていて、首を傾げて「はい?」って返事するみたいなことをしちゃった。でも、演出家さんがすごい良い方で、「あ、今、荒牧は悩む時期なんだな」と思ってくださったみたいで…放っておいてくれたんです。
怒鳴りつけるとかじゃなく、そっとしておいてくれたのが今にして思えば、本当にありがたかった。
初めて役をきらいになったし、初めて辞めたいと思ったし。でも翔さんや演出家さん、プロデューサーさんが、その若さで、役者を始めたばかりのときにそこまで苦悩する役に会えたのはすごいいいことだよ。ここで経験してよかったね、と言ってくださって、本当にそう思うし、辛かったけれど大きな糧になりました。
おーちようこ著『舞台男子』株式会社一迅社 2016年 30p〜31pより一部抜粋


知識ゼロの状態でも観てるうちに設定も何となく察しがつきましたし、観ていてとても面白かったです。面白かったけど颯丸が可哀想なので、育児のプロの禄丸と瑞丸にアシストしてもらいながら代替わりした敢御の存在が颯丸の生き甲斐になって幸せな気持ちになるといいなと思っています…。ほんと幸せになってお願い!純粋に楽しんで観れたので、もしも次があるならば、また観てみたいと思う作品でした。


ノラガミ 神と絆
脚本演出 ▶ 伊勢直弘

公演期間 ▶ 2017/2/16〜2/26

劇  場 ▶ AiiA 2.5 Teater Tokyo
制  作 ▶ エイベックス・ピクチャーズ株式会社

花組『金色の砂漠』

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自分がどこから来たのかも知らず、王女タルハーミネの奴隷として育てられた少年、ギィ。常に王女に付き従って世話をする彼は、長じるにつれ、美しく傲慢な王女に心惹かれるようになる。ギィを憎からず思うタルハーミネではあったが、王女の立場と何より彼女自身の矜りが、奴隷を愛することを許さない。タルハーミネはわざと高圧的な態度でギィを虐げる。
奴隷でありながら矜り高いギィは、そんな王女を恋の前に屈服させたいと激しい思いを募らせる。
ギィの怒りにも似た愛は、やがて報復の嵐となってタルハーミネと王国を呑み込んでゆく――。 架空の古代世界を舞台に描き出される、愛と憎しみの壮絶なアラベスク

 

『金色の砂漠』の方は、愛憎/復讐/身分の違い/男女のいざこざ/実はわたしがお母さんなの!/実はお前たちは兄弟なんだよ!/実はお前の身分は本来は高かったんだよ!/処刑したと思ったら生きていて復讐された!…といった要素が詰め込まれているので、韓国ドラマだなあって思ったけど、オタク向けの要素がいっぱい詰め込まれていて面白かった!
美しい明日海りおさんが奴隷って時点でオタク向け。そんな奴隷の明日海りおさんが女主人の婚礼の儀の前日に押し倒すとか、ね。設定が既にオタク向け。奴隷がみんな格好良いので、奴隷とは?という概念がよく分からなくなる。こんな格好良い奴隷が自分に付いてたら何でも自分でやってしまうし気遣ってしまう。
常人では決して虐げる気にならないイケメン奴隷を踏み台にしたり「砂や塵と同じですわ」って言ってしまうタルハーミネ(花乃まりあさん)はすごい。

今回語り部でもある『ジャー』を演じた芹香斗亜さん、素敵だったー。芹香斗亜さんはソツが無くて、歌も上手いしセリフの声も聞き取りやすいしお芝居もダンスもとにかく安定してるように見える。「キキちゃんってどんなひと?」って聞かれたら「トータルバランスがいい人」って答えるかな。自分の中の芹香斗亜さんはトータルバランスの良い役者という位置づけ。ジャーという役の好感度が高いのもあったと思うけど、芹香斗亜さんのことがすごく好きになった!

仙名彩世さんのロケットのこと。ネット上にある感想をあまり読まないので、観劇日に初めて彼女がロケットに出ていることを知った。
\エキゾチック!ジュエリー!/って聞こえたかと思ったら真ん中に仙名彩世さんが居て、マジか、マジなのかと思った。ロケットって言ったら若手の見せ場だと思っていたものだから、次期トップ娘役が混じっていることに驚いた。真ん中でオラオラ踊っていてハートの強さに痺れるしかなかったし、最高に元気が出たし、とても格好良かった!

ゴラーズ役の天真みちるさんは、いつも芸達者なイメージがあって、とても好きな役者さんです。声もとても素敵だしお芝居も好き。いつかは専科になって永遠に宝塚に居て欲しい(勝手なことを言う)。

明日海りおさんのお芝居も好きで、観ていると物語の世界に引き込まれる。ものすごく綺麗な人だけど、陰気だったり変質的な役がとても似合う気がする。源氏物語では幼女趣味だし、今回は奴隷なのに女主人を婚約者から寝取るし。これは生で観てはいないのですが『春の雪』のお芝居もすごく好き。ミーマイのビルみたいな明るいコミカルなお芝居も観てて楽しいのだけど、屈折していて陰気なお芝居を耽美に表現してくれる。

この公演はトップ娘役の花乃まりあさんの退団公演だった。この演目が退団公演で良かったと思う。
タルハーミネは我儘で奔放だけど何だか窮屈そうで苦しそうだった。タルハーミネが危険を冒してまで「金色の砂漠」を見ることを何であんなに求めてたのか描かれていなかったけど、「金色の砂漠」っていうのは「解放」や「自由」=「死」だったのかもしれないと自分の中ではそう解釈している。
希死念慮でも抱えてるかのように、ずーっと「金色の砂漠」を求めて生きていた。「金色の砂漠」を見ることが出来たタルハーミネは、呪縛から解放されて自由を手に入れた。つまり死ぬことが出来た。
タルハーミネのような役を演じている花乃まりあさんをもっと観たいと思ってしまったくらいだった。

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星組95期&96期の男役による『星組男子』座談会

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礼:起立!礼!
全員:おはようございまーす!
礼:着席!

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礼:それでは星組男子、出席を取りまーす



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ひろ香:全力投球!野球部、ひろ香祐です!



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瀬央:科学部部長、瀬央ゆりあです



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音咲:君の心にシュートします、バスケ部の音咲いつきです



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紫藤:家庭科部、副部長の紫藤りゅうです



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拓斗:新米テニス部、拓斗れいです!



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朝水:軽音部、朝水りょうです



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礼:そしてわたくし、先生を務めさせて頂いております礼真琴です、よろしくお願いいたします。えー、というわけで全員出席でよろしい!ここからはみんなでワイワイ公演についてトークしてまいりたいと思います!

全員:は〜〜〜い



こうもり/THE ENTERTAINER!

礼:今回はお芝居『こうもり』、どうですか?それぞれの役どころ的には

紫藤:(瀬央と)ファルケ博士の助手で…

瀬央:移動距離がすごいの!運動量が意外とすごいんです、筋肉運動もすごいんですよ!捌けたあとみんなゼェゼェゼェいって

ひろ香:すごく衣装(白衣)が素敵ですよね

瀬央:すごく綺麗な衣装なのにあの場面しか着ないからもったいない。研究室でしか着ないからあとは地味めな衣装で…

紫藤:みなさんは打って変わって華やかに舞踏会で

ひろ香:赤い服を着た侍従ですけど〜。星条さん演じられるオルロフスキーがすごく個性的な方なのでそれに負けないくらいすごい顔をしながらパッションいっぱいで頑張ってます

礼:その舞踏会に招かれるイケメンたちが

瀬央:ほんとキャラ強すぎだから!

音咲:仮装という仮装をして、カツラもそれぞれで

礼:それぞれ相手さんもね

音咲:わたしは紫さんと組んでるんですけど、キスシーンがあってすごい恥じらってくれるんですよ。不倫で慣れてるはずなのに。上目遣いの紫さんを見れて毎日幸せです

拓斗:わたしはまいさんなんですけど、出番前までは小学生同士みたいなしょーもないことでずっとふたりで楽しく笑ってるんですけど、キスシーンは…こう…(笑)

礼:いつも話は聞いてて、拓斗がイケメンだって。朝水先輩は?

朝水:自分はですね、同期のとりと組んでるんですけど、みんな舞踏会に不倫で来てるんですけど、実はわたしたちはほんとに夫婦で、ほんとに愛し合ってるんですよ。もうラブラブで隣に居ないと不安。ちょっと離れるとお互い不安がって常に逢うと「愛してるよ」って言い合ってるんです、自分たちの世界です

礼:さゆみさんの侍従というか、そういう感じでさせて頂いているんですけど、実はさゆみさんともそんなに一緒に居なくて。結構ひとり。最初にファルケ博士たちが酔っ払ってるときに入っていっても中に入れず、喧嘩を止めようとしても止められず、アデーレに想いを寄せても振り向いてもらえず、勘違いをされて捕まるという何ともふんだりけったりな人生を送ってる。変わり者だなあと思ってる毎日。センター分けの髪型も初めてで、ちょっと度胸が要りましたね…

みんな:似合ってる!

礼:おお?よーし今日はみんなで焼肉でも行くか!

みんな:いえーい!

礼:という感じで、こうもりも盛り上がっておりまして、すごく楽しい作品で、上級生の方々もすごく面白い方々ばかりで毎日楽しいですね。そしてこうもりが終わると次は!

みんな:THE ENTERTAINER!

礼:自分の見所、好きな場面を発表してもらいましょうか。それではまずは朝水先輩からお願いします

朝水:ニューヨークの場面の3時間目のベニーカメレオンの場面で結構少人数で踊っているので…それも"男の美学"という題名で、これぞ男役ってナンバーなので是非チェックして頂きたいです

礼:かぶさん(朝水)がぶいぶい言わせております

拓斗:クールダンサーレイ先生の場面が大好きで。中尾ケンジ先生のいつもと違う雰囲気の振り付けも好きですし、レイ先生とみちこさんの通しさばきもいつも見てます

礼:いつもヒヤヒヤしてますよ

拓斗:あとリフトも…相手役の夢妃さんが超軽くてスイッと上がるんですけど、そこも是非見て頂きたいです

礼:野口先生がね、振り付けの時にダンスをメインにした場面ということで選んだみなさんということを仰ってて、たしかに体きくひとたちばかりだし、娘役も身軽でリフトが上手そうな子ばかりというか、上級生の方も…オーディションの場面からシックな場面になってカッコイイよね

紫藤:プロローグの場面が好きなんですよ。あの曲がすごく自分の中で頑張れるというか、宝塚の初観劇がパリの空よりも高くという公演だったんですけど、その幕開きがみなさんトップハットにステッキだったんですよ。だからそういう男役に憧れてたから毎日プロローグになると心がワクワクしてるんです

瀬央:確かにチョンパって新鮮だよね

紫藤:新鮮ですよね、(観客が)感動してくれるから大好きなシーンです

音咲:わたしは、みちこさんがソロのピアノを弾かれたあとの天翔ける翼のブルーのお衣装のところがあって、そこにダンサーとして踊ってるんですけれども、曲も素晴らしいですし歌詞もジンとくる歌詞で、みちこさんからの流れで踊れるのが毎日幸せだなと思いながら…元々感動的なのが好きなので出させて頂けてすごく幸せです

礼:みんな座って退団者たちだけが立って踊るっていう演出もすごく素晴らしいし、あの瞬間はいつも元気をもらいます

瀬央:ニューヨークの場面の水兵さん。意外とああいうセーラーの衣装を着ることがありそうでなくて。すごい新鮮。

礼:この上ないやんちゃ感

瀬央:そう、やんちゃなセーラーだから全力で(笑)へい!って

ひろ香:(男の美学のとき)短いんですけど、わたしと音咲くんと天希くんで…三人ともオーディションに受かったテイでやってて。後々知ったんですけど、わたしたち北翔さんのひ孫だったらしくて。すごく楽しくて。毎日北翔さんと紅さんのアドリブを間近で体感出来て(笑)

礼:わたしは黒燕尾と黒燕尾だるまの、ほぼみんなでやるロケット。宝塚でしか観れないっていう貴重な機会でもありますし…。今回のショーは全体を通してすごく神経を遣うというか、すごく集中力が要るなと思うんですよ。ロケットのときがいちばん集中力が必要だなと思って。あれだけお稽古してみんなで揃えて、全員で盆で回ったりしてるときに初めて全員が見えるじゃないですか。みちこさんを見てるんだけどその先に全員が見えるとすごく感動する。宝塚でしか観れないのでね、貴重ですごく盛大でいい場面になっていると思いますが、どの場面も好きだなあと。みちこさんもずっと出ずっぱりで…わたしたちももっともっと頑張っていきたいと思う次第ですね!

こうもり新人公演

礼:新人公演について話していきたいと思います。お疲れ様でした!長の期ということで、それぞれ役名から言ってもらおうかな

音咲:汝鳥さん演じるラート教授をさせて頂きました

紫藤:北翔さん演じるファルケ博士の役をさせて頂きました

拓斗:如月さん演じるネッケル子爵の役をさせて頂きました

朝水:壱城さん演じるラモン大佐の役をさせて頂きました

礼:どう?終わってみて

音咲:まずお稽古場に一期上の方がいらっしゃらない現実を目の当たりにして不安しかないくて、この43人をどうやってまとめればいいんだろうってことを…

紫藤:手探りだったよね

音咲:とりあえずやらなきゃっていう思いがあったので。大人数のナンバーも曲の数も多かったので、とにかく毎日まとめていったりして、一期上たちの方がガイズのときにどれだけ面倒見てくれてたのかを今回分かって

紫藤:公演を作っていくということがこんなに大変なんだということが…新人公演っていうのは本公演で上級生の方からお勉強をさせてもらって自分たちがそれを取り組んでいくという勉強の場であると思っていて。舞台で見える部分だけではなくて裏のことであったり、どういう風にすれば舞台がより良くなるか、裏の見えない努力の部分が特にまとめる学年として求められていて、6年間やってきてたけどもっともっと勉強しなきゃいけないと思って。今回反省いっぱいあったんですけどもまたもう一度あるので次回は…。みんな素晴らしいことをされていたんだなとひしひしと感じた公演でした

音咲:ご卒業されてどうでしたか

礼:まず通し稽古を教室に見に行ったじゃない?おはようございますって挨拶をされたときに、この子たちこうやって毎日おはようございますって仕切り直してお稽古してたんだってところから感動して(笑)わたしたちの知らないところでこんなに作り上げてきてるんだっていう…今までは一緒に作ってきたから、その過程とか全部分かってたし…。でも全くわたしたちが知らないうちにここまで作り上げたんだって、やってきたんだ毎日って思うと改めて感動しましたね

瀬央:すごいことやってたんだなって

ひろ香:通し見に行って、舞台稽古見て、本番見たんだけど、この3日間での成長がすごくて!本番がすごく良くて

礼:そうなんだよね、舞台稽古ではやっぱり早替りが間に合わなかったり、マイクが入らなかったりとか色々あったんだけど本番では出来てしまうんだよね、タカラジェンヌってね…。感極まって感動するよって色んなひとに言われてたんだけど、どうだった?わたしは、はくはくして終わった(笑)プロローグではぁーってなったんだけど、それから大丈夫か?よし出てきた、よし、よし歌えた!みたいな気持ちになっちゃった。

ひろ香:プロローグはすごい感動して異常なほど感激するんだけど、その後はよし、よしよし、よし、みたいな(笑)

礼:お客様が笑っているのをこっちで共有できたり、自分がいつも立ってる舞台のセットとか衣装とかをこっちから見られるというのもすごく新しい発見がいっぱいあって

瀬央:こういう場でお客さんって笑うんだとか、ここが面白いんだ、とかそういうのが一緒にやってたらどうしてもそっち側の人間になってしまって、客観的に見れなくて。客席で見ると、こんなに面白い場面なんだっていうことが分かって、すごく勉強になる

礼:ずっと一緒にやってきたっていうのもあって、一個下の子たちが出て来ると安心する

紫藤:わたしも、ふたり(拓斗・朝水)が特に長でお客さんを引っ張っていってるのを見て、すごいカッコイイじゃないけど安心が…

ひろ香:対称に居たじゃない?

瀬央:すごい目立ってたよ!

礼:思っている以上にカッコ良かったよ

朝水:いやいやいや…いっぱいいっぱいですよ

拓斗:下級生の面倒も見なきゃいけなくなって、どうなってしまうんだろう、自分でもいっぱいいっぱいなのにと思ってたんですけど、言った分だけみんな一生懸命ついてきてくれるのを今まで以上に実感して。自分もやり甲斐があって、終わったあとの一個上さんがガイズの新人公演が終わったあとにすごい良い顔されてらっしゃったのが印象に残ってたんですけど、自分もこういう気分になるんだって思いました

礼:東京公演の新人公演がまだ控えているので、自分の見所を売り込んで頂こうかと思います

音咲:本役さんが汝鳥伶さんということで不安でしかなかったんですけど、見た目からファルケよりも歳上の教授ということで風貌から入っていって、太い声を活かしていけるのではないかというとこからお稽古に入ったんですけど、長いセリフとかもあったり一曲歌う場面があったりして、すごく貴重な機会を頂けたなと思って毎日お稽古していたんですけど、難しくて。どっしりした教授感を東京では出せたらと思います

紫藤:初めて主演させて頂けるということでいっぱいいっぱいだったんですけど、もっと周りのみんなの力を頂いてお届け出来るように、周りのみんなを感じれるように余裕が出るように役を作り込んでいけたらなと思っております

拓斗:今まで正統派な役とか真面目な役が多かったんですけど、今回初めてちょっとコミカルな面白い役なので、でも大勢芝居だし舞踏会に来ているお客さんはみんな変なんですけど、負けないくらい個性的なネッケル子爵を…髪型も挑戦的なモヒカンにしたので、もっと個性を出そうと思ってます

朝水:お金持ちですごいお金を持っていて宝石もすごくキラキラしていて、1つが5億円とかなんですけど。悩みが、お金がありすぎてどうしよう!みたいな感じなので、お金持ちな感じとか…変わってる人が集まってるんですけど、自分に酔いしれてるというか、ナルシストなところを出していきたいし、(本役の)壱城さんにもたくさんアドバイスを頂いたので、動きももっとオーバーに出していけるように頑張りたいです

メンバーの素顔

礼:わたしたちが知るこのメンバーの素顔に迫りたいと思います!

みんな:いえーい

礼:大丈夫ですか、3時限目になると眠ったり早弁する奴とか出てくるから気を付けてくださいよー

この中で一番キザな人は?▶朝水りょう

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礼:多数決的にかぶさん(朝水)かな

朝水:ちがいますよね〜

瀬央:舞台も、普段も、キザ!!!

ひろ香:わたくしごとなんですけど、私、坂本龍馬がすごく好きなんですよ。朝水りょうっておっしゃるじゃないですか。自分でね、"朝水りょう馬だよ"ってね、"今日も頑張るぜよ"とか言ってくださるんですよ〜♡

朝水:本番前に「朝水りょう馬ぜよ。今日も行くぜよ」とか言って

ひろ香:も〜ヤバイんですよ♡

礼:まんまとやられてる(笑)

この中で一番運動神経が良いのは?▶礼真琴

礼:わたし!?

ひろ香:どんな踊りでも出来るよね。それが対応できる体

音咲:ダブルを芝居で回られたり、足を頭まで上げたりを普通の顔でやられているのですごいなと思って

礼:なんか…申し訳ないな

ひろ香:何か、レイ先生のときにヒュンッて回ってトゥルルン!みたいなアレ

瀬央:できないもん!なんでやねん!みたくなる

礼:普通の運動は出来ないんだけどね、球技とか出来ないし。でも上質な筋肉って言われます、自分で言うのもアレだけど…


この中で一番包容力があるのは?▶ひろ香祐

ひろ香:ありがとうございますぅ

瀬央:人間としても包容力がある

礼:何かちょっと落ち込んだり不安なときも、「大丈夫だよ」って言ってくれるから、大丈夫かもって思える。神様が降臨してるみたいな

瀬央:全国ツアーで広島の宮島に行こうってなったときに、電車の中で並んでたら、(ひろ香の)後ろで女のひとが拝んでて!

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礼:この距離感でね!

ひろ香:何かあったら両腕を空けときます


この中で一番ジェントルマンは?▶朝水りょう

紫藤:同期から見ると、かぶさんは娘役に優しい

音咲:娘役に対する扱いが本当に優しい

瀬央:差ァ付けてんの!?

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朝水:付けてない付けてない!

音咲:男役にも優しいよね

瀬央:わたしにも優しいもん

ひろ香:わたしにも優しい

瀬央:同期にも思われるってすごいね

朝水:相手の立場に立っていつも考えるように小さい頃から父と母に言われてたので…相手の立場になって物事を考えると

礼:みんな見習ってくださいね。わたしたち(95期)は全員紫藤だったけど

ひろ香:娘役さんと話してるときはそのニコニコした印象があって

瀬央:ふうちゃん可愛いっていつも

紫藤:ふうさんは可愛いからいつも可愛いって言います

礼:さりげなく気遣いがすっと出来るよね。すっと物を避けてくれたり道を避けてくれたりとかそういうさりげない仕草がジェントルマンだなと

紫藤:恥ずかしいね褒められると(笑)


この中で一番趣味が多いのは?▶音咲いつき

紫藤:(音咲は)いつも何かやりたいって言ってるイメージがある

音咲:好奇心旺盛だからやりたいって思ったことはやっちゃいますね

ひろ香:この歌うたいたいっていのはよく聞く(笑)

音咲:新曲とかよく聴いたりしてて

紫藤:ほんと早いよね新曲仕入れるの

瀬央:紫藤は料理が得意だから

紫藤:同期でご飯を食べる会をしたときに、カレーと焼きそばとか炭水化物ばっかり作っちゃって

朝水:でもすごい美味しかった〜

紫藤:(音咲に向かって)何でれみ(拓斗)を選んだの?

音咲:ファッション系の趣味が多そう!

礼:綺麗なものしか目に入らないみたいな感じする

拓斗:綺麗なものは好きですね

礼:こりんも好きになったらどーんってなるよね

ひろ香:パン作り!

礼:ヒーローのパン工房

ひろ香:こねてるときの…可愛いんだよねーーーーパン粉が可愛いの!

(一同爆笑)

瀬央:パン粉が可愛いの!?

ひろ香:機械でこねてるときのをパッと見たら、こんなちっちゃいのが練ってるの!それがストレス発散というか

礼:超可愛いんだけど!

ひろ香:今度紫藤と一緒にパーティーで!

ひろ香:でもみんな観劇とかね、他の舞台観たりね

瀬央:それ以外ってなるとあとは寝ることだけだもん。睡眠!

礼:いちばんいい趣味だよ

瀬央:8時間寝れたら最高!

礼:ここ(音咲)とは年中カラオケだから

瀬央:かぶさんは?

朝水:わたし、星が好きで


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一同:うわああああwwwwww


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ひろ香:ロマンチスト〜〜〜!

瀬央:キザ!キザ!

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朝水:小さい頃から空が好きなんですよ。だからひとりでプラネタリウムに行ったりとかして…

瀬央:言ってよ!

朝水:いいですか!?誘って!

瀬央:行くし!

朝水:ちっちゃいときに、宇宙とか宇宙飛行士とかなりたいっていうか興味があって、ブラックホールとか見ると吸い込まれたい〜〜〜!ってなるんですよ

礼:色んな一面が見れて面白いですね

瀬央:面白い、意外すぎる!


この中で一番ギャップがあるのは?▶瀬央ゆりあ

瀬央:何!何!

礼:こんなに常日頃から面白いこと考えてるひとって居ないなって思ってるのに舞台に出るとよそ行きな顔してスッとイケメンみたいな雰囲気を出してくるじゃない?

瀬央:たしかにこう言われるとすごく恥ずかしい!すごく恥ずかしい!

礼:舞台だけ観てたらまさか瀬央さんがこんなひとだとは思わないじゃない?頭の中面白いことめっちゃ考えてるよみたいな

瀬央:しかないよ!何かおもろいことないかな〜〜〜って(笑)

礼:そのギャップよ 自ら指した拓斗は?

拓斗:大人しそうってよく言われるんですけど、全然大人しくないし…あと、気持ち悪いものとか…

礼:そーーーーなんだよーーーーー!!!ホラー映画とか大好きだもんね!

瀬央:怖い〜とか言いそうなのにね

拓斗:言うんですよ!怖いって言いながら見るのが快感なんですよ〜〜〜!


星組の男役として…

礼:はいというわけで、たくさんたくさんお話してまいりましたけれども、星組男子として自分の抱負も踏まえて何かひとことずつ言ってもらおうかなと思います


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朝水:星組の上級生の方はエネルギッシュな方がすごく多くて、歌とかお芝居、ダンス、全てこれからもっともっと吸収してたくさん学ばせて頂きたいと思います。頑張ります



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拓斗:星組は個性的な方がいっぱい居ていろんな色が混じり合っている組だと思うので、わたしもそれに負けないように、自分だけの色を出せるように頑張りたいと思います


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紫藤:星組の魅力は、どんなことにも諦めずに挑戦し続けていくところだと思いますので、諦めずに挑戦し続ける男役でありたいと思います


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音咲:わたしは今年の抱負は「爆発!」ということなので、星組の力に乗っかって、さらに自分を爆発させたいと思います


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瀬央:熱く激しく、日々進化していく男役を目指して頑張りたいと思います



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ひろ香:新たな一面をどんどん出していけるようになりたいなと思いますし、ひとつひとつの場面ですごく空気を変えれるというか、まとめたりとかきゅっと締めれるようになれたらなと思います、頑張ります


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礼:先生はですね、初めて公演で野口先生から「オラオラ系上から目線で強気な男で居て欲しい」と通し役で仰って頂いて、自分からそういうものを発していこうと思ったことがあまり無かったので、今回やっていてものすごく楽しいなと感じておりますので、そういう男臭い部分も星組の男役ってそういうものを元々持っている男が代々受け継がれてきていると思うので、アツい部分というものを更に更に出していきたいなと思っております!というわけで今回の授業は終わろうかな!

みんな:ありがとうございました〜!

星組『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』

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群雄割拠して天下をうかがう戦国の世に、類い稀な知略を持つ軍師としてその名を轟かせた竹中重治(通称・半兵衛)。敵対する織田信長にその才を見込まれた半兵衛は、信長の命で勧誘に訪れた木下藤吉郎秀吉(後の豊臣秀吉)こそ天下人になる器と見抜き、その家臣となって数々の戦で秀吉を勝利に導いていく。

 
半兵衛めっちゃ優しい。

官兵衛や濃姫をはじめ、みんなに遺していったものが愛そのもので、救いと希望を置いていって亡くなっていくのだけど、半兵衛の優しさを七海さんが見事に表現していて、七海さんだからこそこのあたたかい優しさを表現できたのかなとも思った。包み込まれるような優しいひとを演じられていて。

七海さんってショーになると頻繁に2階を見てくれている印象があって、2階に向かってバチバチとウインクしてくれたりして気配りが自然に出来る人なのかなっていうのが初めて七海さんを知ったときの第一印象だったので、半兵衛が優しいのもすんなり入ってきた。

戦云々というよりは、それぞれの感情を丁寧に表現する描写が多く、歴史モノというよりは人間ドラマの色が強かったので歴史モノが苦手な人でも抵抗なく世界に入り込める構成になっていたと思う。

かつて幼かった半兵衛に「命の使い道」を教えてくれた濃姫というひとが居て、病に冒されて自分の死期を悟った半兵衛が、幽閉されている官兵衛を助けるために妻のいねに濃姫に面会して信長を動かしてもらうよう働きかけて欲しいと伝えるシーンがあって。
そのシーンで、いねと今生の別れを遂げるのだけど、その後に半兵衛に言われた通りにいねは濃姫に面会をしに行って、そこで濃姫が泣く泣く手放した愛娘が目の前に居るいねであることと半兵衛の妻でもあることが分かるんですよね。

この時のシーン、うるうるしてしまった。これは朝水りょうさんが演じていた齋藤道三の愛でもあったので。濃姫の心の傷が癒えて希望となったところが好き。

天寿さんは今回黒田官兵衛を演じていて、聡明だけど少し頑固な所が良かったです。
毛利側に寝返った武将を説得しに行けばまた織田側に戻ると思った官兵衛が、秀吉や半兵衛の忠告を無視して有岡城に向かったのだけど捕縛されて幽閉されてしまって音信不通となってしまって。
信長は人質として秀吉に預けていた官兵衛の息子・松寿丸の首を刎ねよって秀吉に命じるけど、秀吉は大切に預かり育てていたため殺せない。そこで半兵衛が私がやりますと信長に言い、松寿丸を連れ出して。

松寿丸が「怖くありません、覚悟しておりました」って言うのだけど、目には恐怖も感じられて、何とも言えない表情でそのまま歌って、たまらなかった。めちゃくちゃ上手い。

結局の所、半兵衛がいねに「この子を頼む」と言って松寿丸を匿うのだけど「私は死ぬ覚悟が出来ております」と松寿丸は言うんだよね。そこでも半兵衛は「命の使い道」を説いて、「父に再会したらこれを渡すように」と自分の軍配を預けて。じきに半兵衛は病によって亡くなってしまった。(肺結核だったとされていますが、咳込み方がすごくリアルでした。)

官兵衛が敵地から救出されて意識を取り戻した時には、もう半兵衛がこの世を去ったことを知って、秀吉や半兵衛に迷惑をかけたこと、そして自分の過ちにより息子の命が奪われたことへの後悔の念に押し潰されて泣き崩れる様が何とも言えなかった。

そこに松寿丸が現れ、半兵衛が松寿丸を護ってくれていたことを知って、官兵衛が泣き崩れて。松寿丸は父である官兵衛に預かっていた軍配を渡すんだけど、天下人となるのは信長ではなく秀吉であると思った半兵衛が、秀吉が天下人になる姿を見届けられないことを悟り、志を同じくする官兵衛に想いを繋げたことを表していて、単純に軍師カッコイイんだけど…!って感動した。

親友の三郎太が戦死して精神がボロボロになってしまう姿が儚かった。半兵衛、いねを抱き締めるとき、ただ抱き締めるだけじゃなくて、いねの背中をぽんぽんってするんだけど、そういうの絶対にときめくやつだし。

朝水りょうさんは、オカッパで赤い着物を着て踊ったりしててすごく新鮮だった!斎藤道三の役のときは、すごくドッシリとした渋い演技だった。斎藤道三のときのお芝居すごく好き。桜華のときの田中文五郎のときのお芝居も好きなんだけど。「動」か「静」かっていったら後者の方にあたるお芝居がすごく上手なのでは!?そしてとにかく髭が似合う…!上級生にも言われてた気がする。少しソロもあって!朝水さんは地声も良いし歌も上手いからもっと歌わせて欲しいなあ。


いつかスカステで放送すると思うので、行けなかった人たちがこの作品を観れる機会が早く来ますように。

舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺 -再演-』

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西暦2205年。 歴史改変を目論む「歴史修正主義者」が過去への攻撃を開始した。 対峙する時の政府は歴史の守りとして「審神者(さにわ)」なる者を過去へと派遣する。 物の心を 励起する審神者の力によって生み出された、 刀剣に宿りし付喪神「刀剣男士(とうけんだんし)」たちは、審神者と共に歴史を守る戦いへと身を投じる。ある日、彼らの本丸に新しい刀剣男士が顕現する。
不動行光──戦国武将・織田信長が佩用し、彼に仕えた近習・森蘭丸へと授けられることとなる一振りである。 不動行光は信長の愛刀であったことの誇りを顕わにするが、同じく信長を元主とする宗三左文字へし切長谷部、薬研藤四郎らとうまく噛み合わない。近侍に任命された山姥切国広は、不動行光の参入により和の乱れた本丸を立て直そうと奔走する。 そのさなか、審神者より天正十年──織田信長が果てた歴史的事件「本能寺の変」へ出陣の命が下るのだった。

 

本作は単なる焼き増しではなく新作と言ってもいい。初演では「刀ステはこのような世界観である」ということを提示した上で本作が本題のような。好評だったから再演したわけではなく最初から予定されていたように感じます。
本作で落とされていった伏線は今後もシリーズとして上演されていくであろうシリーズで少しずつ回収されていくのだと思います。

初演との違い

三日月の演技

初演は原作に近い声色であるのに対して再演は原作に寄せようとはせずに比較的低い声で芝居をしている気がした。
寄せなくてもいいか〜っていう方針にしたのかあえて声色を変えているのかは分からない。

三日月が山姥切にお茶を勧める場面

初演は立っていたけれど再演は座る。ただ単に演出を変えたかっただけなのか、初演とは違う世界であることを分かりやすくしたかったのか意味があるのかは不明。

 

織田信長から不動行光を貰ったときの蘭丸

初演では「わあ、なんて立派な拵えだ!」「実は上様からこの刀を拝領したのです!」と嬉しそうにしているのに対し、再演では「形見をお分け頂いたようで妙な胸騒ぎがしてならないのです」と難しい顔をしている。

 

椿についての蘭丸と光秀の会話

蘭丸:椿は武家においては縁起の悪い花とされています。でも、私は嫌いではありません。美しい花を見ていると、心が落ち着きます。
光秀:花を嫌いな人間などおらぬ。
    ー舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺』初演

蘭丸:私はあまり好きではありません。
光秀:花に罪はない。
蘭丸:しかし、よくない兆しを思わせます。
光秀:よくない兆しとは?
蘭丸:この本能寺でなにか悲しいことが起こるような…
    ー舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺』再演

 

三日月と山姥切の会話

無茶な進軍を続けてしまった過去を思い出す山姥切に対しての三日月の言葉

だが本丸には戻ってこれたのだ。ことなきを得て良かったではないか。
   ー舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺』初演

だが本丸には戻ってこれたと聞いたぞ。
   ー舞台『刀剣乱舞 虚伝 燃ゆる本能寺』再演

 

初演・再演関係なく気になるセリフ

三日月:山姥切、探したぞ。今までどこに行ってたんだ。
山姥切:不動を案内しろと言ったのはあんただろ。
三日月:あー、そうだったな。 

 単におじいちゃんがボケただけなのか、何か意味があるのか…。

山姥切:主はなぜ俺を近侍にしたのだ…
三日月:山姥切よ、お主はそれを知りたいか 

なんか気になっただけです!

 

その他

・立ち位置が左右反転になっている
・蘭丸のアイシャドウがオレンジ系?からグレー系に、チーク有りから無しに。終盤血のり無しから有りに。

 

初演と再演についての考察

初演と再演は同じ世界なのか?

「同じ本丸」の別の世界軸の話か、「同じ本丸」でループしているのか分かりませんでした。
審神者と三日月だけが何かを知っているのか、三日月だけが何かを握っているのか 、今後明かされていくのでしょうか。

蘭丸は何かがおかしいことに気付いている?

蘭丸が意図してループしてやり直してるのかとも思ったのですが、世界がループしてるか否かの真偽は分からないけれども、意図しているかいないかでいうと「意図していない」と思いました。

お前たちは…あの時の人外 何故私を助ける
生きて上様をお守りしろというのか

 

という蘭丸のセリフが初演にも再演にもあるのですが、このセリフを言っているのは蘭丸がひとりしか居ないときです。誰か居るなら演技として言う可能性はあるけどひとりしか居ないので本当にそう思っているのではないかなと。
何かがおかしいことには気付いているのかもしれないですが。メイクが変わっているのが意図的なのかも気になります。意図的なのであれば、暖色系で幼い顔立ちからスモーキー系の闇堕ちしているかのような雰囲気にした裏付けがある気がします。

 

未来に何が待ち受けているのか

三日月:山姥切も随分頼もしくなったな。これが俺が居なくなっても安心して本丸を任せられる
山姥切:居なくなるって。何を言っているんだ。
三日月:もしもの話だ。 


最も気になるセリフですよね。
明らかに三日月だけが何かを知っていて、きっとそれは本丸のみんなにとって良くないことであり、回避するため、もしくは立ち向かえるようにするために三日月が裏で動いているように思えます。

 

正解を得ることが出来るのはまだずっと先である

どの程度シリーズが続くのか分かりませんが、まだまだ観ていって少しずつ伏線が回収されていかなくてはいけないのだなという所感です。
再演だけでは答えを見い出すことが出来ない作りになっていると思うので、おそらく今後も展開されていくであろうシリーズで、違いやヒントをすくい取っていって結末を迎える日が来るまで待つのみですね。

宝塚時代の安蘭けいさん出演作品マラソン

雪組時代

1992年

『この恋は雲の涯まで』
忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜』

1993年

『セ・ラムール』ルグラン
『天国と地獄/TAKE OFF』クリント
『ブルボンの封印/コート・ダジュール

1994年

風と共に去りぬ
雪之丞変化/サジタリウス』むく犬の吉

1995年

JFK/バロック千一夜』
『グッバイ・メリーゴーランド』ミッシェル
『大上海』黄徴信
『あかねさす紫の花/マ・ベル・エトワール』

1996年

エリザベート』ルドルフ(少年時代)
『虹のナターシャ/La Jeunesse!』
『アナジ』楊子竜

1997年

『仮面のロマネスク/ゴールデン・デイズ』アゾラン
嵐が丘エドガー
『真夜中のゴースト/レ・シェルバン』ウィリアム

1998年

『春櫻賦/LET'S JAZZ』中城安辰
『ICARUS』イカロス ※バウ初主演
浅茅が宿/ラヴィール』数馬
『凍てついた明日 ジェレミー

1999年

浅茅が宿/ラヴィール』時貞
『再会/ノバ・ボサ・ノバ』ピエール(芝居)、マール/ブリーザ他
『The Wonder Three』
『ICARUS』イカロス

2000年

バッカスと呼ばれた男/華麗なる千拍子'99』マンドラン
『デパートメント・ストア/凱旋門』ハイメ

星組時代

2000年

『花吹雪 恋吹雪』石川五右衛門

2001年

『花の業平/夢は世界を翔けめぐる』藤原常行
ベルサイユのばら2001』フェルゼン
風と共に去りぬ』アシュレ・ウィルクス
『花の業平/サザンクロス・レビューII』藤原常行

2002年

プラハの春LUCKY STAR!』ヤン・パラフ
『蝶・恋/サザンクロス・レビュー・イン・チャイナ』村人S

2003年

『ガラスの風景/バビロン』フランコ・ミラー
雨に唄えば』ドン・ロックウッド
『王家に捧ぐ歌』アイーダ
『厳流』佐々木小次郎

2004年

『白昼の稲妻/テンプテーション!』ランブルーズ
『ファントム』フィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵
『花舞う長安/ロマンチカ宝塚'04』安禄山

2005年

『王家に捧ぐ歌』アイーダ
『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!』らしゃ
『龍星』龍星

2006年

ベルサイユのばらアンドレ
ベルサイユのばら』オスカル
コパカバーナ』リコ・カステッリ
愛するには短過ぎる/ネオ・ダンディズム!』アンソニーランドルフ

星組トップ時代

2007年

『ヘイズコード』レイモンド・ウッドロウ
『さくら/シークレットハンター』ダゴベール
『シークレットハンター/ネオ・ダンディズム!Ⅱ』ダゴベール

2008年

『エル・アルコン-鷹-/レビュー・オルキス』ティリアン・パーシモン
赤と黒
『スカーレット・ピンパーネル』パーシー・ブレイクニー
『外伝ベルサイユのばら ベルナール編/ネオ・ダンディズム!III』ベルナール

2009年

『My Dear New Orleans-愛する我が街-/ア ビヤント』ジョイ・ビー